今回紹介するボードゲームは「リチュアル(RITUAL)」です!

会話禁止の協力ゲームで、みんなで儀式を成功させることを目指すゲームです。
プレイ人数は2-6人。
今までやった協力ゲームの中でもベストレベルでお気に入りです!

ざっくりルール
ゲーム開始時に、各プレーヤーは4つのランダムな石を受け取ります。
石は全部で5種類あり、残りの石は全てサプライに置きます。

そして各自1枚の啓示カードを受け取ります。
啓示カードには石の種類と数が書いてあり、それを満たす石が自分の手元にあると啓示を受けることができるようになります!

このゲームの目的は儀式を成功させることですが、儀式の工程を知るためにはまず啓示を受ける必要がある、という形になっています。
ざっくり1ラウンドの流れを書くと、
- 啓示カードの条件を満たすよう頑張る(啓示フェーズ)
- 啓示を受ける=後に行う儀式の工程を知る
- 儀式の工程を達成するよう頑張る(儀式フェーズ)
- 儀式完了!
という感じです。
啓示フェーズから儀式フェーズに行くためには、3人がそれぞれ啓示を受ける必要があります。
ゲームは全3ラウンドに分かれており、第1ラウンドでは1工程、第2ラウンドでは2工程、第3ラウンドでは3工程を達成する必要があります。
あらかじめ決められた制限時間があり、各ラウンドを時間内に完了できればクリアというルールです。
手番でできること
自分の手番でできることは6種類あります。
- 譲渡:自分の石1つを誰かにあげる
- 受領:左隣の人の石を1つもらう
- 奉納:自分の石1つを自分の祭壇カードに置く
- 恩寵:自分の祭壇カードにある石をもらう
- 奇跡:自分以外の祭壇カードにある石1つをサプライの任意の石と交換する
- 祈祷:自分の啓示カードもしくは儀式カードを達成する
一度やってみるとわかりますが、これらのアクションがいい感じに設定されているわけです!
基本的に左隣の人からもらう以外は、自分の欲しい色の石を自分から直接的にゲットすることはできないようになっています。
プレイヤーはゲーム中会話が禁止されているので、例えば、譲渡で自分のいらない石を誰かにあげたり恩寵で祭壇カードに置くことで、「この人はこの色はいらないんだな」とか、他の人の祭壇カードの石を自分の欲しい色に交換することで「この人はこの色が欲しいのかも」とか、みたいに他の人に察してもらうことで、なんとか自分の集めている石を知ってもらうという、というのがこのゲームの醍醐味になっています!
いらない石を自分の祭壇カードに置いておいて、他のプレイヤーが奇跡で自分の欲しかった色に変えてくれたりすると盛り上がります!

さらに、啓示は誰が先に受けてもいいので、それぞれが自分の啓示を受けようとします。
ただし、啓示カードには初期の石の数より多くの石が必要になるため、みんながみんな啓示を達成しようとすると、誰も達成することができないというジレンマが生まれます。
そのため、自分の啓示カードの達成が難しそうなら、逆に積極的に他の人が欲しそうな石をあげたりすることが重要になってきます。
今誰が啓示を達成しようとしているのかを見極める部分が難しくもあり、面白いところでもありますね〜
儀式フェーズ
3人が啓示を受けると儀式フェーズに移行します。
ただし、手番でできることは啓示フェーズと変わらないです。
このゲームには10種類ほどの儀式が含まれており、ゲーム開始時に好きなものを選んでプレイすることができます。
種類が豊富なのでリプレイ性もあっていいですね!
儀式には6つの工程(手順)があり、工程は何かしらの条件を表しています。
例えば、「全員が1つずつ青色の石を持っている」などです。

どんな種類の工程があるのかは儀式表によって事前に共有されていますが、今どの工程を達成すべきかはその啓示を受けた人しか知らないため、その人の行動をよく観察して、どんな条件を目指しているのかを見極める必要があります。
無事、制限時間内に儀式を完了させることができればクリアとなります!
初めてやるとなかなかこの制限時間がきつい感じです。
感想・まとめ
会話禁止の協力ゲームはちょこちょこある気がしますが、その中でも特にお気に入りのゲームです!
とにかく察する力がめちゃくちゃ試されるゲームです。
私はバネストさんで購入しましたが、今は在庫が切れてるみたいですね。在庫復活しますように🙏

ではまた!
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